日野市多摩平8丁目のブログ

主に日野市多摩平およびその周辺の歴史や話題を語ります

多摩平の古本屋を思い出しました

日野市では図書館のおかげで、私たちは本を買わずして読むことができ、今から思うと大変ありがたいものでした。それでも、著名な本、手元に置いておきたい本は買いたくなるものです。高名な作家や学者が、あふれんばかりの蔵書のある書斎で研究や執筆活動をしている様子を見ると、真似をして、無性に本が欲しくなることもありました。

 

かつて、豊田駅周辺には、あまり古本屋はありませんでした。平成初期に、多摩平名店街にあった「ラ・マンチャ」という喫茶店が、古本屋に業態を変換しました。本屋に変わったあとでも、落ち着いた空間でした。お気に入りの店でしたが、写真などの記録がなく、昔の記憶を思い返すだけでした。

 

先日、その「ラ・マンチャ」の写真を発見しました。場所は、イオンコート多摩平の森で開催している「多摩平写真日記」でした。後藤昭夫さんという方が、多摩平の風景を撮りだめていました。その中に「ラ・マンチャ」があったのです。

 

hino-museum.jp

 

ラ・マンチャ」では、当時話題になっていた作家の文庫本を買いましたが、あいにく内容は、深く記憶には残っておりません…

そして、この写真展には、高島屋ストアの軒先で時折開かれていた古本市の様子の写真がありました。この写真を見るまで、かつて古本市が開かれていたことをすっかり忘れていました。高島屋ストアでは、他にもいろいろな催事が行われていました。実に懐かしい風景に接することができました。